小悪魔と仮面舞踏会
『だったら…お前のこと嫌いにさせてくれよ!!俺は本気なんだから!!マジでお前のこと好きなんだから!!』
叫ぶようにそう言うと
松山は今まで見たことない切ない表情(カオ)をした…
その表情(カオ)は今まで見た中で一番綺麗な表情だった…
そして口を開いた
「オトコなんて信じない…所詮外見でしか女を見てない!!アナタも同じよ!!」
そう言う松山に俺は何も言えないでいる…
確かに俺は松山の存在自体知らなかった…
松山の本当の姿を見て一目惚れした俺…
外見だけで女を判断する奴らと同類と言われればそうかもしれない…
「ハッキリ言わせてもらうと私は試してるのよ?オトコを…」
『試してる?』
俺がそう聞き返すと
軽く頷いて
「試した結果分かった…オトコは外見しか見てないって…」
そう言い放った…
『だけど…俺はお前のことが好きだ…それは変わらない…確かにお前の本当の姿を見て一目惚れした…でも最初は外見だけだったかもしれないけど…今は松山自身が好きだ!』