小悪魔と仮面舞踏会

そう言った俺に何も言わずに視線だけを向けると

空き教室を出て行った…

空き教室に残されたのは俺と松山に潰されたミルクティーの紙パックだけ…

どうすればいいんだ?

もう分かんねぇよ…

俺は頭を抱えて床に座り込む…

俺は松山が好きだ…

気持ちは変わらない…

でも松山にとっては迷惑なのかもしれない…

俺の気持ちが…

でも諦めることなんて

できない俺…

こうなったら

当たって砕けるしかねぇな…

今でも充分に砕けてんだけど…

そう思った俺は1人決心をして空き教室を出て行った…

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