小悪魔と仮面舞踏会
宮沢が話があると言ってきたから職員室へ行った帰りに来た場所は
今私と宮沢の2人だけが居る空き教室…
『大体首輪まで付けたまんまでどういうつもり?』
そう…
宮沢の首には私が前
奴隷の証として付けた首輪がまだ付いたまんま…
そのせいで今日
女子には質問責めにされ
男子にはからかわれていた…
私がそう言っても黙ったままの宮沢…
『何企んでるか知らないけど…私の考えは変わらないし変えるつもりもないから!』
ハッキリそう言って私は突っ立ったまんま
何も言わずに口を閉ざしたままの宮沢を置いて
空き教室を出ようとした…
すると
「俺が変える…」
と低い声で言ってきた…
『は?』
「俺がお前の考えを変えてみせる!!お前を好きだって気持ちにウソはないから!!俺はお前を振り向かせてみせる!!」
『私がアナタのことを好きになるわけないでしょ?』
「そんなのまだ分かんねぇじゃねぇか!!」
そう言うと
急に真剣な顔つきになり
片手をビシッと挙げて
「宣誓!!高校1年生16歳の俺宮沢 渡琉は松山 瑠美音を絶対に振り向かせます!!」
と言ってきた…
そして
「俺は確かに宣言したからな?」
と言って空き教室を出て行った…