小悪魔と仮面舞踏会
『ちなみに言うと私は 正真正銘の松山 瑠美音よ。アナタが今日まで知らなかった 地味で真面目で? いっつも雑用を引き受けてる偽善者の。』
イヤミを込めて言った。
すると
宮沢は目を大きくして
口をポカーンと開けていた。
『クスッ…またそのマヌケ面撮ってもらいたいのかしら?』
私は挑発するような瞳で言った。
そんな瞳で言ってもますます顔を真っ赤にする。
コレで確信したわ…。
私はニヤリと悪戯に笑い
そっと宮沢の耳に口を近づける…