小悪魔と仮面舞踏会

私の突然の大声にびっくりしている宮沢…

そんな宮沢に関係なく

『部外者のあなたから口出しされるなんてまっぴらだわ!!』

宮沢を睨むように見て冷たくそう言った。

すると宮沢は俯いてしまった。

それからしばらくして

「んなこと…言うなよ」

聞こえてきたのは低い、

でも震えている宮沢の声

見たら宮沢の肩は微かに震えていた…。

『宮沢…?』

「部外者とか言うなよ…」

そう言って俯いていた顔を上げた宮沢

泣いてはいなかったけど

今にも泣きそうなほど悲しい顔をしていた…。

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