小悪魔と仮面舞踏会
『話って…なに?』
どこかよそよそしい宮沢に不信感を持ちながらも
そう問いかける。
今、私と宮沢は公園のベンチに
少しスペースを空けて座っている。
「あぁ…。まさかなんだけどさ…。俺も信じらんないんだけど…嘘だよな?」
まとまりのない宮沢の言葉
『ねぇ…ハッキリ言ってくれない?あなたの言ってること全然分からない。ちゃんと綺麗にまとめて言葉にして?』
そう言うと急に背筋をピシッと伸ばし
「じゃあ…マジに言うよ?はっきり。」
真剣な顔でそう言ってきた…。
私は黙って頷く。
それを見た宮沢は
一息つき口を開いた。
「松山…お前って両親と血繋がってるか?」