小悪魔と仮面舞踏会

立ち止まった先輩の後ろに近づいて行く

そして

私は先輩の後ろに来ると

先輩の耳に口を近づけて

『私とアナタだけのヒミツ作らない?』

と囁くように言った。

スカートをあげながら…

小悪魔声で…。

先輩は驚いたのか

振り向いて私を見る。

そして

私は先輩の目の前で

ダサめに結んだ三つ編みをほどき

そっと

メガネを外した

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