小悪魔と仮面舞踏会

先輩はタバコ片手に口をポカンと開けていた

私はタバコをそっと取り上げ

『コレは邪魔ね…。』

と言い

目の前で踏み潰してやった

先輩は驚きが隠せない様子。

私は机の上に座り

唖然としている先輩に

足を向けて

『靴下…脱がして?』

と小悪魔な笑みを含んだ顔で言った。

ダサい白靴下を脱がしてもらうために…。

先輩は顔を真っ赤にし

ゴクンと唾を飲む音を静かな空き教室に響かせた。

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