小悪魔と仮面舞踏会

先輩はゆっくりと

私のダサい白靴下を脱がしていく…。

真っ赤な先輩…。

脱がしてもらうと

机から降り

先輩の耳に口を近づけて

『ありがとう』

と言った。

「!…っつ…!!」

先輩は耳を手で抑えながら

キツく目を閉じ

真っ赤な顔で

真っ赤になった耳を隠した

なんで真っ赤って

分かるんだって?

だって

隠してる手の隙間から

赤くなった耳が見えるもの…。

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