桜のティアラ〜はじまりの六日間〜
「まず頭からね。舞台上には大きなハートのモチーフの背景があって、その後ろに女子がスタンバイします。男子は舞台裏、階段を下りたところね。冒頭、音楽と照明でスタート、音楽が盛り上がったタイミングで、女子三人がハートの後ろから現れてフリーでポーズ!そう、そんな感じ」
由香の指示に合わせて、実際に動いてみながら進めていく。
「カウント八つ止まっててね。そのあとの踊り、いきまーす。左足からワンツースリーフォー、回ってポーズ、ツーツースリーフォー、ステップ、ターン。手の動き入れてもう一回」
鏡に映る自分と由香を見ながら、三人は振り付けを体に入れていく。
「オッケー。じゃあ曲かけてやってみよう。スタンバイの位置に戻って」
三人が床に貼ってある目印のテープの位置に戻ると、みどりが曲を流した。
「よく聴いててね。ここから数えて、ワンツースリーフォー、はい出ていってポーズ!オッケー、そのまま静止、はい次から動くよ。ワンツー、そうそう」
由香は、所々指示を出したり、振りを簡単に踊ったりしながら進めていく。
が、中盤になると、ん?と首をひねって、みどりに合図する。
曲が止まり、女子三人は由香を振り返った。
どこか悪いところがあったのだろうか。
由香の指示に合わせて、実際に動いてみながら進めていく。
「カウント八つ止まっててね。そのあとの踊り、いきまーす。左足からワンツースリーフォー、回ってポーズ、ツーツースリーフォー、ステップ、ターン。手の動き入れてもう一回」
鏡に映る自分と由香を見ながら、三人は振り付けを体に入れていく。
「オッケー。じゃあ曲かけてやってみよう。スタンバイの位置に戻って」
三人が床に貼ってある目印のテープの位置に戻ると、みどりが曲を流した。
「よく聴いててね。ここから数えて、ワンツースリーフォー、はい出ていってポーズ!オッケー、そのまま静止、はい次から動くよ。ワンツー、そうそう」
由香は、所々指示を出したり、振りを簡単に踊ったりしながら進めていく。
が、中盤になると、ん?と首をひねって、みどりに合図する。
曲が止まり、女子三人は由香を振り返った。
どこか悪いところがあったのだろうか。