桜のティアラ〜はじまりの六日間〜
ローズガーデンへの道のりも、終始アレンは黙ったままだった。
美桜も仕方なく、アレンの後ろを黙って歩く。
クレアが扉を開けてくれ、美桜は久しぶりにガーデンに足を踏み入れた。
(わあ、やっぱりここの空気は綺麗)
胸にみずみずしい花の香りを吸い込みながら、アレンに続いて歩いて行く。
いつもとは違う夜のガーデンは、月明かりに照らされて、神秘的な雰囲気だ。
所々にライトがあるだけで、まるで夜の散歩をしている気分になる。
と、ふと小さな渡し橋の手前でアレンが振り返った。
美桜に左手を差し伸べる。
(え?あ、そうか、橋を渡るからか)
「ありがとう」
そう言ってアレンの左手に自分の右手を載せると、急に美桜はドキドキし始めた。
(やだ、アレンに触れるの久しぶりで。あ!アレン、あのプレゼント着けてくれてるんだ)
アレンの左手首の腕時計を見ながら、美桜は嬉しくなって、うつむきながら頬を緩めた。
美桜も仕方なく、アレンの後ろを黙って歩く。
クレアが扉を開けてくれ、美桜は久しぶりにガーデンに足を踏み入れた。
(わあ、やっぱりここの空気は綺麗)
胸にみずみずしい花の香りを吸い込みながら、アレンに続いて歩いて行く。
いつもとは違う夜のガーデンは、月明かりに照らされて、神秘的な雰囲気だ。
所々にライトがあるだけで、まるで夜の散歩をしている気分になる。
と、ふと小さな渡し橋の手前でアレンが振り返った。
美桜に左手を差し伸べる。
(え?あ、そうか、橋を渡るからか)
「ありがとう」
そう言ってアレンの左手に自分の右手を載せると、急に美桜はドキドキし始めた。
(やだ、アレンに触れるの久しぶりで。あ!アレン、あのプレゼント着けてくれてるんだ)
アレンの左手首の腕時計を見ながら、美桜は嬉しくなって、うつむきながら頬を緩めた。