最強王子とフェンス越しの溺愛キス
「連絡先を交換しておけばよかったなぁ……」
今更後悔しても遅いけど……。
「今日はもう諦めようかな」そんな事を思っていた時だった。
トントン
控えめに叩かれた肩。
いきなりの事で、心臓がドキンと大きく反応する。
「(もしかして、もしかして……っ!)」
胸に期待をこめて振り向いた。
すると、そこには――立っていた。
「美月、久しぶり」
いつもの元気はない。
けど私の待ち望んでいた真白ちゃんと、ついに会う事が出来たのだった。