最強王子とフェンス越しの溺愛キス
「真白ちゃん、お願いが、あるの。聞いてくれる?」
「うん。何でも聞く。だから美月も、何でも話して!」
私たちは手を取り合い、そして歩き出す。
そして、向かったのは――
「よし、ここなら危なくないよ。絶対にね!」
「お、お店が、たくさん!」
かわいいもの、いっぱい!
「にしても美月がショッピングしたいなんて。真白、嬉しいなー!」
「えへへ……」
そう、あの後――
私と真白ちゃんは、大きなショッピングモールに来ていた。
屋内で、しかも人が多い。強面の人とかいたら、すぐ分かる。そんな場所。
真白ちゃんの言うように、安心できそうだった。