最強王子とフェンス越しの溺愛キス
たくさんの飾りがある。ライトも綺麗。
「(最高の時間……)」
プレゼントの渡し方は残念だったけど、無事に渡せたし。生吹くんとのお揃いが二つも出来たし。
あとは――
「(告白、なのかなぁ……?)」
チラリと生吹くんを見る。すると、生吹くんはずっと私を見つめていたようだった。
「どうしたの。美月」
「ッ!」
柔らかく笑って、優しく微笑んでくれる。
私に――
「(プレゼントもくれたし、しかもペアものだったし……)」
期待して、いいんだよね?
というか、もう……
私が、気持ちを抑えるのに限界なの――