最強王子とフェンス越しの溺愛キス
「じゃあさ真白ね、純也の連絡先を知ってるから、メールしとく!
美月と先に帰るから、純弥はまた今度ね!って!」
「えぇ……い、いいのかな……?」
「大丈夫!真白と純弥って、腐れ縁みたいなもんだから。
真白が言う事は、文句を言いつつも従ってくれるよ純弥!」
「(そ、そういう問題なのかな……)」
だけど、真白ちゃんはスマホを出して、素早く文字を打つ。
そして送信済みのメールを見せてくれ……ようとした時、強い風が吹く。
真白ちゃんは「寒いねぇ」とスマホを持ったまま、コートのポケットに手を入れた。
すると――
ブブブ
「あ、ほら。純也からメール来たよ。”今日だけだよ!”だって~♡」
「あ、本当だ……」
純白純弥、という名前で返信が来ている。確かに、純也先輩だ。