俺達の笑顔

恐ろしい女

「じゃあね!」

「またあとでな!」


冬休みまであと一週間。

由美と学食で昼ご飯を食べて、講義がある俺は一人で教室に向かった。

講義がない由美は図書館へ。

俺が講義終わったら、俺の家で二人でまったりすることにした。

由美はそれまで卒論の資料探しするんだって。

さすがだな…。

俺だったら絶対部室とかで寝て過ごしちゃうな…。


由美と別れて数歩歩いたら、後ろから不気味な声がしてきた。



「松田くぅ〜ん!」



げっ…。

高井さんじゃん…。

まるで俺が由美とわかれたタイミングを見計らってきたようだし…。
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