俺達の笑顔
「好きな人…?一年生の時は元カノが好きだった」


太田の顔が急に暗くなった。

なんかあったのか…?


「もう諦めたのか?」

「元カノさ…結婚しちゃって。俺と別れてすぐに付き合いだした彼氏と結婚したんだって。今年の四月に結婚式の招待状きたけどさすがに行けなかったよ…」


溶けかけたアイスを突きながら大きなため息をついた。



結婚とか言われるとさすがにな…。



「それはつらいな…」

「奪い返してやろうかとも思ったけどもう諦めたよ。落ち込んでた俺の目の前に現れた横田さんは天使みたいだったなぁ…」
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