俺達の笑顔
由美の家に近いファミレスへ行った。

とりあえずジュースを注文。

ジュースが運ばれてきても、由美は手を延ばそうとしない。


まだ…肩が震えている。

俺達の間にはしばらく沈黙が流れた。


これは…俺から話し出すべきだな。


「なんで…休んでたの?」


由美の口元も震えている。

だんだんと…全身が震え出した。

気をつけて見ていないとわからないほど、小さく…細かく…


何も話さない由美。

全て受け止めるからって言っても話しにくそうな顔をした。


何があったんだ…?

俺には何も言えないのか…?
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