俺達の笑顔
朝食には間に合った。

まだみんな席に着かず、食堂でざわざわと騒いでいる。


俺はなんとか普通にしていようと思っていたが…


由美…

そんなに見つめるなよぉ…

ちょっと離れたとこにいる由美が、今にもにやけそうな顔で俺の方を見ている。


おい…

見られるだけで興奮しちまうんだ、俺は…


由美の方に近づいて、いたずらしてあげた。

耳元で囁いてやった。


「おい…変態…」


由美が俺の腕をバンバン叩く。


「そっちだって〜!」


って言いながら、照れた顔を見せる由美。



部員が周りにいるから我慢するんだぞ、俺…。


また俺達は一緒に座ってご飯を食べた。
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