眠り姫の枕になりたい王子たちは、今日も姫を甘やかす
凛くんの幼なじみ
「夢羽のクラスはたしかA組だったよね。そっちに変更してもらおうかな…」
い、痛い…………。
「あ、でも夢羽のクラスに会いに行くのも、僕の存在をアピールできそうだからそれもそれでありか…」
視線が痛いです。
私の前に現れた、いわゆる幼なじみのリンちゃんこと巴月凛くん。
かなりのイケメンさんで、隣を歩くのも一苦労。
主に女の子たちの視線が、私にグサグサ突き刺ささる。
普段見られているのとは違う感覚で、何か違う感情も含まれてる気がするのは気のせい…?