眠り姫の枕になりたい王子たちは、今日も姫を甘やかす

絶対に私が言ったことを聞き取ってくれて、笑顔と一緒に返してくれるの。



今でもそれは変わってないんだな…。



「ふっ、そっか。じゃあ…よろしくね、夢羽」



「うん」



そのまま私たちは、様々な視線に晒されながら学校に向かった。


***



「夢羽、大丈夫?何かあったらすぐ僕のクラスに来るんだよ?」



「わ、わかったからもう大丈夫だって…。ほら、みんな変な目で見てる…」



「人は人、でしょ?見られたって、僕たちが良ければそれでいいんだよ」



お母さんみたいなこと言わないで…。

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