眠り姫の枕になりたい王子たちは、今日も姫を甘やかす


フレンチトーストを頬張りながらお兄ちゃんの顔をじっと見つめていたら、不思議そうに首を傾げた。



「…お兄ちゃんはかっこいいなぁって思って」



「〜〜っ!!」



素直に思ったことをそのまま言ったら、顔を真っ赤に染め上げたお兄ちゃん。



「夢羽は世界一可愛い〜!!ダメだ、朝から夢羽がカッコイイって言ってくれるなんて嬉しすぎる…お兄ちゃん、お仕事超頑張るからね!!」



そのまま怒涛の勢いで話し出して、目をランランとさせている。



「う、うん…?がんばって…?」



「あぁ、夢羽がいるだけでお兄ちゃんは元気100倍だからね」

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