眠り姫の枕になりたい王子たちは、今日も姫を甘やかす

「僕、やっぱり夢羽ちゃんが欲しい」



そういった目は、真っ直ぐ私を見つめていて。



「…は、許すわけないでしょ。バカ瀬凪」



凛くんの冷たく響く声と、ピンと張り詰めた空気が。



…え、どうなってるの………?



そんなことを言わせてはくれなかった。
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