眠り姫の枕になりたい王子たちは、今日も姫を甘やかす
生徒会長からのお誘い
あの後は大変だった。
お弁当を食べていない私は急いで胃の中に詰め込み、なんとかお昼休みが終わる5分前に食べ終わった。
凛くんと由良木くんのピリピリした感じを嫌でも感じて、あまり食べていても味がしなかったのが悲しい。
一つだけわかることは、私も関係しているということ。
由良木くんの発言によって、凛くんが不機嫌になったことは明らかで。
かといって私に何かできるわけでもなく、黙々とお昼を食べるしか無かった。
「もう、面倒ごとはごめんです…」
5限6限を乗り越えたあとの放課後。