眠り姫の枕になりたい王子たちは、今日も姫を甘やかす

神々先輩はともかく、他の方々は嫌がること間違いなしだ。



私なんてただの邪魔者に過ぎない。



「それじゃあ、気をつけて帰ってね。僕はまだ仕事があるから送っては行けないけど…良かったら他の人を貸そうか?君を家までしっかり送ってくれるよ」



「っ…?!だ、大丈夫ですのでっ…!し、失礼しますっ…」



なんだかとんでもないことを言い出したので、逃げるように保健室から出て生徒玄関まで小走りした。



まさか、神々先輩があそこまで変人さんだとは思わなかった…。



私を何者だと思っているのかわからないけど、なにか誤解してる。

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