眠り姫の枕になりたい王子たちは、今日も姫を甘やかす
落ち着いていられると思うの……?!
なんでここに凛くんがいるのかも謎だし、ましてや布団に潜り込んでくるなんて…!
顔も洗ってなければ、髪だってとかしてすらいない。
いつからここにいたのかわからないけど、私が起きる間ずっと寝顔を見られていたのかと思うと……。
「っ…」
自分の体温が上がっていくのを感じて、顔が熱くなる。
「…夢羽、顔真っ赤」
「…っ誰の、せいだと…」
「僕?」
悪びれもなく自分を指さす凛くんに、もう呆れるしかない。
そこで、あることに気づいた。