眠り姫の枕になりたい王子たちは、今日も姫を甘やかす

もう高校生なのに、いつまでたっても子供扱い。



お母さんとお父さんの方がよっぽど私を放ったらかしてる気がする。



そのまま私は学校までの道のりを歩いていくと、同じ制服を来た人たちがぞろぞろ歩いてきた。



季節はジメジメした梅雨。



周りは「あつーい」とか「髪がまとまんない…」とかなんとかって言いながら歩いてるけど、私はそんなのも気にならないくらい、猛烈な眠気に襲われていた。



…ね、ねむい……もーれつにねむい…。



私の就寝時間は9時。



そして7時に起きる。



合わせて10時間寝ていることになる…のかな。

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