眠り姫の枕になりたい王子たちは、今日も姫を甘やかす
chapter2
もう降参です
「おはよう明日見さん。今日はいい天気だね。絶好の昼寝日和だ」
「……………」
えーっと………?
私と凛くんはあの後私の家で朝食を食べて、特に何事もなく登校してきた。
ベッドから出るのがいつもよりちょっとだけ遅くなったけど、余裕を持って来れた。
今は校門をくぐろうとした…ところなんだけど。
「…なんで神々先輩が、夢羽のことを知ってるんですか」
「ん?それは僕たち知り合いだからだよ。ね?明日見さん」
「だから、なんで知り合いなのかって聞いてるんですよ…!」