眠り姫の枕になりたい王子たちは、今日も姫を甘やかす

「…夢羽、大丈夫?」



ハッとすると、凛くんは心配そうに私を見つめていた。



「あ…ごめんね。ちょっと考えごとしてて…」



「夢羽は全く悪くないからね?弘原海は言い方がキツすぎるんだ」



あれ…もしかして、さっきのことを気にしてるの思ってるのかな?



あまり気にしてないけど…。



「ふふっ、うん。ありがとう、凛くん」



私の異変にすぐ気がついて気にかけてくれる凛くんは、やっぱり優しい。



「あー…夢羽を見てると浄化される気分」



「じょ、浄化……?」

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