眠り姫の枕になりたい王子たちは、今日も姫を甘やかす
私、綺麗にする能力(?)なんてないけど…。
「凛くん、汚いの……?」
「え…?」
凛くんの方を見ると、ポカンとしてから「ぶはっ!」と吹き出した。
えっ…?
「っ…あははっ…!も〜ほんと、可愛すぎるって…っ…」
「な、なんで笑って…」
私、変なこと言った…?
可笑しそうにお腹をかかえて笑っている凛くんに、どう反応すればいいのかわからない。
「…はぁ、笑い死ぬかと思った。夢羽は天然記念物なのかもしれない…」
「て、てんねんきねんぶつ……??」