眠り姫の枕になりたい王子たちは、今日も姫を甘やかす
ど、どうしよう…凛くんがおかしくなっちゃった…!
さっきからずっと意味不明なこと言ってて、ちょっと…いや、かなり心配…。
「…お前たち、よくそんな朝から馬鹿な会話ができるな」
ずっと見られていたのか、弘原海くんが訝しげな目でこちらを見ていた。
ば、バカって言われた……。
私、特に何も言ってないんだけど…。
「弘原海、僕たちは馬鹿とかそんなんじゃないよ。夢羽が居るから僕が変になっちゃうだけ」
「えぇっ?私のせいなの…?」
さも当然のように私を見ながら言う凛くん。