クール系ドS次期当主様はスキンシップがお好き
第一章
1.日常
天気のいい昼下がり。
親友の沙織が中庭でお昼を食べようと言ったので、お昼休みにお弁当を持って二人で中庭へ出た。
雲一つない青々とした空が広がる中、私と沙織は階段に座ってお弁当を広げる。
う〜ん、いい天気!
すると、どこからともなくカラスが一羽バサバサと飛んできて私の肩に止まった。
「まさか……」
何かを察したらしい沙織が思わずそう漏らすと、また次々にカラスが私の元へやってきた。
「ちょっ……わわっ! 沙織、たすけてぇ」
あっという間に私はカラス達数羽に囲まれてしまった。
カラス達は鳴くでもお弁当をつつくわけでもなく、ただ頭を私の体に擦り付けている。
「あははっ、あぁおもしろ。ひなってばホントにカラスに囲まれやすいんだから」
「笑ってないで助けてって」
「ごめんごめん。いつものことだけどやっぱりおもしろくてさ」
沙織は自分のお弁当を置いてカラスを一羽一羽私から引き離す。
カラス全員を引き離すころには私も沙織も疲弊しきっていた。
カラス達は大人しく私達から離れたところでちょろちょろと歩き回っている。
「やっとお昼食べれるよ……」
私と沙織はひと息ついてお弁当を食べ始めた。
親友の沙織が中庭でお昼を食べようと言ったので、お昼休みにお弁当を持って二人で中庭へ出た。
雲一つない青々とした空が広がる中、私と沙織は階段に座ってお弁当を広げる。
う〜ん、いい天気!
すると、どこからともなくカラスが一羽バサバサと飛んできて私の肩に止まった。
「まさか……」
何かを察したらしい沙織が思わずそう漏らすと、また次々にカラスが私の元へやってきた。
「ちょっ……わわっ! 沙織、たすけてぇ」
あっという間に私はカラス達数羽に囲まれてしまった。
カラス達は鳴くでもお弁当をつつくわけでもなく、ただ頭を私の体に擦り付けている。
「あははっ、あぁおもしろ。ひなってばホントにカラスに囲まれやすいんだから」
「笑ってないで助けてって」
「ごめんごめん。いつものことだけどやっぱりおもしろくてさ」
沙織は自分のお弁当を置いてカラスを一羽一羽私から引き離す。
カラス全員を引き離すころには私も沙織も疲弊しきっていた。
カラス達は大人しく私達から離れたところでちょろちょろと歩き回っている。
「やっとお昼食べれるよ……」
私と沙織はひと息ついてお弁当を食べ始めた。
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