【短編】KISS
その日は、そのあとどこでどうしたのかまったく覚えていない。
ただ、ツバサくんのキスの感触がまだあたしの唇に残っていて、なんども指を唇に持っていってしまった。
あたしも言えばよかった。
――ツバサくん、好きって。
ただ、ツバサくんのキスの感触がまだあたしの唇に残っていて、なんども指を唇に持っていってしまった。
あたしも言えばよかった。
――ツバサくん、好きって。