言えないまま・・・
2章 意外な場所で
「でーきたっと。」
雑誌用に依頼されていた童話がようやく仕上がった。
なんとか間に合ったわ。
やっぱり結婚すると何かと雑多な用事が多くて、集中して書くのが難しいんだよね。
我ながらよく書いたと思う。
なんて自画自賛。
早速、出版社に電話をかけた。
編集担当の荻原さんがすぐに出た。
「あー、よかったぁ。待ってたのよ。ハルちゃんの原稿。」
「すみません、締め切りぎりぎりで。明日には届くように送っておきますのでよろしくお願いします。」
「了解!待ってるわ。そんじゃ、その原稿読ませてもらってから、イラスト決めていこっか。また連絡するわね。」
荻原さんはとても明るくて話しやすい。
締め切り間際の原稿でも嫌な顔一つせず、こちらの事情を察して配慮してくれる。
いつも申し訳ないナーと思いつつ、すっかり荻原さんに甘えっぱなし。
他の出版社の編集担当も皆荻原さんみたいな人だったらいいんだけどね。
そういう訳にもいかないのが辛いところ。
結婚してから、仕事は減らしてるから、なんとかなってる感じ。
だけど、書くのは好きだから、いくらしんどくても止めようとは思ったことない。
雑誌用に依頼されていた童話がようやく仕上がった。
なんとか間に合ったわ。
やっぱり結婚すると何かと雑多な用事が多くて、集中して書くのが難しいんだよね。
我ながらよく書いたと思う。
なんて自画自賛。
早速、出版社に電話をかけた。
編集担当の荻原さんがすぐに出た。
「あー、よかったぁ。待ってたのよ。ハルちゃんの原稿。」
「すみません、締め切りぎりぎりで。明日には届くように送っておきますのでよろしくお願いします。」
「了解!待ってるわ。そんじゃ、その原稿読ませてもらってから、イラスト決めていこっか。また連絡するわね。」
荻原さんはとても明るくて話しやすい。
締め切り間際の原稿でも嫌な顔一つせず、こちらの事情を察して配慮してくれる。
いつも申し訳ないナーと思いつつ、すっかり荻原さんに甘えっぱなし。
他の出版社の編集担当も皆荻原さんみたいな人だったらいいんだけどね。
そういう訳にもいかないのが辛いところ。
結婚してから、仕事は減らしてるから、なんとかなってる感じ。
だけど、書くのは好きだから、いくらしんどくても止めようとは思ったことない。