トップアイドルの恋〜好きになってもいいですか?〜
「あ、はい。大丈夫です」
明日香はそう言って、ラックを女性の方に持って行く。
「ありがとう!助かったわ」
いえ、と笑ってから、明日香は会釈をして立ち去ろうとした。
するとまた、横から強い風が吹いてくる。
「いやーもう!」
片手に1台ずつラックを掴んで、今にも倒れそうになるのを女性は必死で押さえている。
明日香は駆け寄り、手伝います、と言って1台受け取った。
「ありがとう!じゃあ、あの、あっちまで一緒に運んでもらえるかしら?」
「はい、分かりました」
明日香は両手でラックを押しながら、女性のあとをついて行く。
やがてビルの横に回ると、通用口のような扉に入っていった。
カウンターの窓から、ガードマンが顔を出している。
手前まで来ると、女性は明日香を振り返った。
「申し訳ないのだけど、良かったらもう少し運ぶの手伝ってもらえない?」
「あ、はい。大丈夫です」
「そう?ありがとう!」
にっこり笑った次の瞬間、女性は何かを思ったようで、急に顔を曇らせた。
明日香はそう言って、ラックを女性の方に持って行く。
「ありがとう!助かったわ」
いえ、と笑ってから、明日香は会釈をして立ち去ろうとした。
するとまた、横から強い風が吹いてくる。
「いやーもう!」
片手に1台ずつラックを掴んで、今にも倒れそうになるのを女性は必死で押さえている。
明日香は駆け寄り、手伝います、と言って1台受け取った。
「ありがとう!じゃあ、あの、あっちまで一緒に運んでもらえるかしら?」
「はい、分かりました」
明日香は両手でラックを押しながら、女性のあとをついて行く。
やがてビルの横に回ると、通用口のような扉に入っていった。
カウンターの窓から、ガードマンが顔を出している。
手前まで来ると、女性は明日香を振り返った。
「申し訳ないのだけど、良かったらもう少し運ぶの手伝ってもらえない?」
「あ、はい。大丈夫です」
「そう?ありがとう!」
にっこり笑った次の瞬間、女性は何かを思ったようで、急に顔を曇らせた。