トップアイドルの恋〜好きになってもいいですか?〜
わくわくの新衣装
「明日香ー、おはよう!」
その日の放課後オフィスに行くと、待ってましたとばかりに紗季が声をかけて来た。
「紗季さん、おはようございます」
「あのさあのさ!遂に届いたの!」
「何がですか?」
すると紗季は、自分のデスクに明日香を手招きした。
明日香が隣に座ると、パソコンの画面を操作しながら言う。
「とってもいい感じよー。ほら!」
そう言って動画を再生させる。
映っていたのは、コットンキャンディの3人だった。
黒いシルクハットで顔を隠し、ゴールドのステッキを持ってポーズを決めている。
「もしかして。新曲ですか?」
「そう!」
ワクワクしながら、明日香は動画を見つめる。
3人はステッキを回したり、両手に持ってステップを踏んだりしながら、アップテンポのジャジーな曲に合わせて踊っている。
今までのキュートなイメージからガラッと変わり、大人っぽく、でも少し小悪魔的な感じもあり、いたずらな視線に目が離せなくなる。
最後に3人はカメラに背を向けたかと思うと、帽子のツバに手を掛けながらカメラを振り返り、不敵な笑みで呟く。
「イッツ、マジック」
そしてジャン!と曲が終わり、暗転した画面にテロップが浮かび上がる。
《It's magic!》
「キャー!カッコイイー!」
そこがオフィスである事も忘れて、明日香は歓声を上げて手を叩いた。
「でしょー?!コットンキャンディの新境地ね。楽しみー!さ、早速衣装考えよ!」
「はい!」
明日香は目を輝かせて頷いた。
その日の放課後オフィスに行くと、待ってましたとばかりに紗季が声をかけて来た。
「紗季さん、おはようございます」
「あのさあのさ!遂に届いたの!」
「何がですか?」
すると紗季は、自分のデスクに明日香を手招きした。
明日香が隣に座ると、パソコンの画面を操作しながら言う。
「とってもいい感じよー。ほら!」
そう言って動画を再生させる。
映っていたのは、コットンキャンディの3人だった。
黒いシルクハットで顔を隠し、ゴールドのステッキを持ってポーズを決めている。
「もしかして。新曲ですか?」
「そう!」
ワクワクしながら、明日香は動画を見つめる。
3人はステッキを回したり、両手に持ってステップを踏んだりしながら、アップテンポのジャジーな曲に合わせて踊っている。
今までのキュートなイメージからガラッと変わり、大人っぽく、でも少し小悪魔的な感じもあり、いたずらな視線に目が離せなくなる。
最後に3人はカメラに背を向けたかと思うと、帽子のツバに手を掛けながらカメラを振り返り、不敵な笑みで呟く。
「イッツ、マジック」
そしてジャン!と曲が終わり、暗転した画面にテロップが浮かび上がる。
《It's magic!》
「キャー!カッコイイー!」
そこがオフィスである事も忘れて、明日香は歓声を上げて手を叩いた。
「でしょー?!コットンキャンディの新境地ね。楽しみー!さ、早速衣装考えよ!」
「はい!」
明日香は目を輝かせて頷いた。