トップアイドルの恋〜好きになってもいいですか?〜
「カットー!」
ふう、と瞬は息を吐くと、紗耶香役の女優からひよこを受け取った。
「びっくりしました。柏木さん、こんな事サラッとやっちゃうんですね。私、思わず素になっちゃいました」
瞬が何も言わずにペコッと頭を下げていると、後ろから藤堂監督が近付いて来て、いきなりバシッと背中を叩く。
「いてっ!」
「ちょっとちょっとー!何やってくれちゃってんだよ、瞬!」
ワシャワシャと頭を撫でられ、思わず瞬は身をよじった。
「お前なぁ、前もって言っといてくれよー。あんな事出来るんならさ。おかげで俺、いい年のオッサンなのに、キャッ!って変な声出しちゃったじゃないかよー」
「あはは!」
周りのスタッフもおかしそうに笑う。
「ほんと、柏木さん。女性スタッフ全員のハートを撃ち抜きましたよ」
「オッサンのハートもだって」
もう一度監督が言い、また皆で笑い合う。
「いやー、オンエアが楽しみ!」
そう言ってもう一度、監督は瞬の頭をクシャクシャにした。
ふう、と瞬は息を吐くと、紗耶香役の女優からひよこを受け取った。
「びっくりしました。柏木さん、こんな事サラッとやっちゃうんですね。私、思わず素になっちゃいました」
瞬が何も言わずにペコッと頭を下げていると、後ろから藤堂監督が近付いて来て、いきなりバシッと背中を叩く。
「いてっ!」
「ちょっとちょっとー!何やってくれちゃってんだよ、瞬!」
ワシャワシャと頭を撫でられ、思わず瞬は身をよじった。
「お前なぁ、前もって言っといてくれよー。あんな事出来るんならさ。おかげで俺、いい年のオッサンなのに、キャッ!って変な声出しちゃったじゃないかよー」
「あはは!」
周りのスタッフもおかしそうに笑う。
「ほんと、柏木さん。女性スタッフ全員のハートを撃ち抜きましたよ」
「オッサンのハートもだって」
もう一度監督が言い、また皆で笑い合う。
「いやー、オンエアが楽しみ!」
そう言ってもう一度、監督は瞬の頭をクシャクシャにした。