トップアイドルの恋〜好きになってもいいですか?〜
スランプを抜けて
「よーい、スタート!」
今日は、前回どうしてもOKが出ずに、後回しにされたシーンの撮影。
どうだろうかと、やや心配そうに藤堂監督が見守る中、瞬は机が並ぶオフィスを、颯爽と歩いて上司の机に向かう。
「部長」
「ん?どうした小石川」
「新しい企画書です」
「もう出来たのか?どれ…」
難しい顔で渡された資料をめくっていた上司は、やがてニッと口元を緩めた。
「いいんじゃないの?なんだ、お前やれば出来るじゃないか」
瞬は嬉しそうに頷く。
「この調子で進めろ」
「はい!」
返された資料を手に、瞬は声を張って返事をする。
目に力のこもった瞬の顔を、カメラがアップで映した。
「はい、カットー!」
(おやおやおや?これは何か掴んだな?)
ドラマの上司と同じように、監督もニッと口元を緩めた。
今日は、前回どうしてもOKが出ずに、後回しにされたシーンの撮影。
どうだろうかと、やや心配そうに藤堂監督が見守る中、瞬は机が並ぶオフィスを、颯爽と歩いて上司の机に向かう。
「部長」
「ん?どうした小石川」
「新しい企画書です」
「もう出来たのか?どれ…」
難しい顔で渡された資料をめくっていた上司は、やがてニッと口元を緩めた。
「いいんじゃないの?なんだ、お前やれば出来るじゃないか」
瞬は嬉しそうに頷く。
「この調子で進めろ」
「はい!」
返された資料を手に、瞬は声を張って返事をする。
目に力のこもった瞬の顔を、カメラがアップで映した。
「はい、カットー!」
(おやおやおや?これは何か掴んだな?)
ドラマの上司と同じように、監督もニッと口元を緩めた。