トップアイドルの恋〜好きになってもいいですか?〜
「ええー?!すごい!」
「やった!入った!」
「すごい、すごいよ秀!」

秀は思わず駆け寄って来た紗耶香を抱き上げると、そのままぐるぐると回る。

「キャー!もう秀ったら」

いつの間にかお姫様抱っこをされていて、紗耶香は振り落とされないように秀にしがみつく。

ようやく落ち着いた秀は、すぐ目の前の紗耶香の瞳を見ながら真剣にプロポーズする。

「結婚しよう、紗耶香。返事は?」

少し視線を外した紗耶香は、やがて満面の笑みで秀を見上げて言った。

「YES!」

パッと笑顔を弾けさせ、秀はまた紗耶香を抱いて回り始めた。

「やったー!」
「あはは!もう秀ったら」

2人は、心底嬉しそうに笑い合った。
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