トップアイドルの恋〜好きになってもいいですか?〜
「はい、チェックオッケーでーす!」
そして一斉にスタッフは拍手を始めた。
瞬は、少し驚いたように皆を見る。
「小石川 秀役の柏木 瞬さん。オールアップです!」
どこからともなくサザンクロスのシューティング・スターが流れてきて、大きな花束を持った女性スタッフが、お疲れ様でしたと瞬に渡す。
「あ、ありがとう、ございます」
お礼を言って受け取りつつ、瞬は実感が湧かない。
「監督からひと言お願いします」
促されて、藤堂監督が歩み出た。
「いやー、瞬!本当にお疲れさん!」
「あ、ありがとうございます」
慌てて瞬は頭を下げる。
「ホントの事言うとさ、最初お前をキャスティングした時、ブーイングの嵐だったんだよ。アイドルに演技なんて出来るんですか?話題性だけで選んだんですか?ってな」
数人のスタッフが、気まずそうに苦笑いする。
「それが今やどうよ?誰ひとりそんな事思っちゃいない。みんなお前の芝居に引き込まれて、想像以上のドラマになった。なあ?みんな」
一斉に大きな拍手が起こる。
そして一斉にスタッフは拍手を始めた。
瞬は、少し驚いたように皆を見る。
「小石川 秀役の柏木 瞬さん。オールアップです!」
どこからともなくサザンクロスのシューティング・スターが流れてきて、大きな花束を持った女性スタッフが、お疲れ様でしたと瞬に渡す。
「あ、ありがとう、ございます」
お礼を言って受け取りつつ、瞬は実感が湧かない。
「監督からひと言お願いします」
促されて、藤堂監督が歩み出た。
「いやー、瞬!本当にお疲れさん!」
「あ、ありがとうございます」
慌てて瞬は頭を下げる。
「ホントの事言うとさ、最初お前をキャスティングした時、ブーイングの嵐だったんだよ。アイドルに演技なんて出来るんですか?話題性だけで選んだんですか?ってな」
数人のスタッフが、気まずそうに苦笑いする。
「それが今やどうよ?誰ひとりそんな事思っちゃいない。みんなお前の芝居に引き込まれて、想像以上のドラマになった。なあ?みんな」
一斉に大きな拍手が起こる。