トップアイドルの恋〜好きになってもいいですか?〜
いよいよ現場へ
トルソーに着せてある衣装に、紗季が次々とまち針を刺していく。
「この袖の部分、今までのは単色で重ねてあるけど、今回は少しずつ色を変えてグラデーションにしたいの。あとスカートもね」
ここはオフィス クリスタルの作業室。
先日写真撮影で使ったコットンキャンディの衣装を、また1から作ろうとしていた。
1度完成した衣装を、そのままずっと使い続けるのかと思っていたが、そうではないらしい。
「マイナーチェンジは必要かな。ファンの人も、どこが変わったとかすぐに気付くのよ。それを探す楽しさもあるし。あとは単純に、その日のステージに合わせて手を加えたり。照明や、演出も考えながら。そしてそう!コンサートでは、もっとガラッと変えるわよ。遠くの観客にも見えるように、舞台映えするようにね」
紗季の言葉1つ1つに納得して頷きながら、明日香は真剣に紗季の手元を見つめる。
「この袖の部分、今までのは単色で重ねてあるけど、今回は少しずつ色を変えてグラデーションにしたいの。あとスカートもね」
ここはオフィス クリスタルの作業室。
先日写真撮影で使ったコットンキャンディの衣装を、また1から作ろうとしていた。
1度完成した衣装を、そのままずっと使い続けるのかと思っていたが、そうではないらしい。
「マイナーチェンジは必要かな。ファンの人も、どこが変わったとかすぐに気付くのよ。それを探す楽しさもあるし。あとは単純に、その日のステージに合わせて手を加えたり。照明や、演出も考えながら。そしてそう!コンサートでは、もっとガラッと変えるわよ。遠くの観客にも見えるように、舞台映えするようにね」
紗季の言葉1つ1つに納得して頷きながら、明日香は真剣に紗季の手元を見つめる。