トップアイドルの恋〜好きになってもいいですか?〜
(う、うそでしょ…)
明日香は心が折れそうになる。
「明日香…大丈夫?」
りなの不安そうな声が聞こえてきた。
「大丈夫、大丈夫だからね」
必死にそう自分にも言い聞かせる。
(めげるな、私!たとえ暗くてもだいたいの感覚で縫えるはず…痛っ!)
左の人差し指を、針で刺してしまった。
けれど声を出す訳にはいかない。
3人をこれ以上不安にさせてはいけない。
(3人の歌を、みんなが楽しみにしてる。笑顔で歌うのをみんなが待ってる)
刺した指の血が衣装に付かないよう、左の人差し指を立てて必死に縫い続ける。
と、急に手元が明るくなった。
驚いて顔を上げると、後ろに並んでいた男性グループの1人が、ADから借りたらしいペンライトを照らしてくれていた。
明日香は心が折れそうになる。
「明日香…大丈夫?」
りなの不安そうな声が聞こえてきた。
「大丈夫、大丈夫だからね」
必死にそう自分にも言い聞かせる。
(めげるな、私!たとえ暗くてもだいたいの感覚で縫えるはず…痛っ!)
左の人差し指を、針で刺してしまった。
けれど声を出す訳にはいかない。
3人をこれ以上不安にさせてはいけない。
(3人の歌を、みんなが楽しみにしてる。笑顔で歌うのをみんなが待ってる)
刺した指の血が衣装に付かないよう、左の人差し指を立てて必死に縫い続ける。
と、急に手元が明るくなった。
驚いて顔を上げると、後ろに並んでいた男性グループの1人が、ADから借りたらしいペンライトを照らしてくれていた。