トップアイドルの恋〜好きになってもいいですか?〜
やりたい仕事とは?
ナントカってグループ
♪今〜はじまる〜フェアリーテイル〜
鼻歌交じりに歌いながら、明日香は髪をポニーテールに結ぶ。
コットンキャンディのパフォーマンスにすっかり魅力されてしまい、頭から離れないでいた。
「よし!今日は放課後仕事もあるし、頑張るぞ!」
鏡の中の自分に気合いを入れる。
あの日、無事に生放送を終えたあと、控え室で3人はぐったりしていた。
「はぁ、なんとか乗り切ったー」
「お疲れ様!みんなとっても良かったわよ!」
マネージャーの優子は3人にそう声をかけたあと、ちょっと…と明日香に目配せした。
優子に続いてそっと廊下に出る。
明日香に向き合う優子からは、笑顔が消えていた。
「何があったのか、教えてもらえる?なぜりなは途中で抜けたの?」
「あ、はい」
リボンが裂ける前にモニターの方に移動して、騒動を知らなかった優子に、明日香は詳しく説明した。
優子は終始難しい顔をして聞いている。
怒ってらっしゃるのかな…
全て話し終えると、明日香は頭を下げた。
「大事な生放送の前にみんなを不安にさせてしまい、申し訳ありませんでした」
すると、はぁとため息をついたあと、優子は口を開いた。
「いいえ、そんな大変な時にそばにいなかった私のミスよ。本当にごめんなさい。そしてありがとう。おかげで助かりました」
優子は深々と明日香に頭を下げる。
「いえ!そんな!とんでもない!今後同じことが起こらないよう、対策を考えます」
明日香がそう言うと、優子はやっと顔を上げた。
「そうね、それが大事ね。私も考えます」
そしてもう一度、ありがとうと明日香にお礼を言ったのだった。
鼻歌交じりに歌いながら、明日香は髪をポニーテールに結ぶ。
コットンキャンディのパフォーマンスにすっかり魅力されてしまい、頭から離れないでいた。
「よし!今日は放課後仕事もあるし、頑張るぞ!」
鏡の中の自分に気合いを入れる。
あの日、無事に生放送を終えたあと、控え室で3人はぐったりしていた。
「はぁ、なんとか乗り切ったー」
「お疲れ様!みんなとっても良かったわよ!」
マネージャーの優子は3人にそう声をかけたあと、ちょっと…と明日香に目配せした。
優子に続いてそっと廊下に出る。
明日香に向き合う優子からは、笑顔が消えていた。
「何があったのか、教えてもらえる?なぜりなは途中で抜けたの?」
「あ、はい」
リボンが裂ける前にモニターの方に移動して、騒動を知らなかった優子に、明日香は詳しく説明した。
優子は終始難しい顔をして聞いている。
怒ってらっしゃるのかな…
全て話し終えると、明日香は頭を下げた。
「大事な生放送の前にみんなを不安にさせてしまい、申し訳ありませんでした」
すると、はぁとため息をついたあと、優子は口を開いた。
「いいえ、そんな大変な時にそばにいなかった私のミスよ。本当にごめんなさい。そしてありがとう。おかげで助かりました」
優子は深々と明日香に頭を下げる。
「いえ!そんな!とんでもない!今後同じことが起こらないよう、対策を考えます」
明日香がそう言うと、優子はやっと顔を上げた。
「そうね、それが大事ね。私も考えます」
そしてもう一度、ありがとうと明日香にお礼を言ったのだった。