意味不明彼氏
「何で、赤くなるんだよ?お前は中学生か」
蓮は笑いながら、そう言った。
ちゅ、ちゅーがくせいって…。
子ども扱いですか…!
あたしは首を振った。
「あたしはね、別にね、蓮とはいいと思ってるんだよ?だけどさ、あたし…身体に自信がないんだよね…」
あたしは、はあ、とひとつため息を零した。
第一、蓮は経験がある。
絶対、他の女と比べられる。
あたし、経験ないし。
処女だし。
処女は、面倒臭いってよく聞くし…。
「やっぱり…、あたしみたいな処女に手出すの面倒臭い?」
「違う」
蓮はあたしの言葉に即答する。
そして向き合った状態で、あたしの瞳を真剣に見つめる。
そして、一言。
「……ヤッていいの?」