意味不明彼氏


…………は?


あたしは何度も確かめる。


額からは汗までが出てくる。


え、……え?



蓮はそんなあたしに首を傾げる。


「おい、ソレ貸してみろよ」


そう言って蓮は強引に、あたしからメーターを奪う。


そして……

目を大きく見開いた。



「……は…っ、83!?」

蓮はあたしの手とメーターを交互に見ながら、ため息をつく。



「……俺の、2倍……。」

蓮はもはや、苦笑だった。


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