爽やかエリート御曹司は年下妻を可愛がりたい、愛したい。
家を出て家と誠さんの住んでいる場所の真ん中くらいにある駅に待ち合わせだ。
「……あ、誠さんもういる」
まだ時間の七分くらい前なのに……なんかこういうの本当にデートって感じだなぁ。これまでも出かけることはあったけど、待ち合わせは初めてだから新鮮。
「奏和ちゃん……っいつ来たの!? 声、掛けてよ」
「あっ、今来たところですっ……誠さん、おはようございます」
誠さんは早歩きでこちらにやってきて私に近づいた。