爽やかエリート御曹司は年下妻を可愛がりたい、愛したい。
「おはよう、奏和ちゃん。今日はいつもと違う感じで可愛いね、髪もきれい」
「あ、ありがとう、ございます……」
「いつも可愛いなと思っていたけど本当、可愛い」
「……っか、揶揄わないでくださいっ!」
も、もう……誠さんはお世辞ばかり言って……
「さ、行こっか。まずはランチだね」
「……そうですね」
それから電車で三十分揺られて、歩いて十分ほどのところにあるお店に到着した。このお店は、テラス席もあってそこから見える景色が最高だとこの前テレビの美味しいもの特集で取り上げられていたことがあるからもう行列ができてる。
「テラス席、空いててよかったね」
「はい! 何、食べますか?」
「そうだなぁ……ここら辺は、海鮮が有名らしいし海鮮丼とかがいいかも。最近食べてないし」
確かに、海鮮丼美味しそう。だけど、千二百円かぁ……高い。痛い出費だけど、最後だしこれくらいバチは当たらないよね。