星みたいな恋をしよう
絆は何故か、そんな言葉をポツリと口にしていた。刹那、絆の体が一瞬で身軽になる。オスカルが絆を抱き締めるのをやめたためだ。それでも、絆とオスカルの距離は近い。

「それって本当?そう思ってくれていたの?」

オスカルに訊ねられ、絆はゆっくりと頷く。刹那、絆の頰にオスカルの大きな手が触れた。

「ッ!」

二人の距離が一瞬でゼロになる。唇に熱が触れ、その熱は絆の顔や身体中にも伝わっていく。

星空の下、絆はまたオスカルに唇を奪われてしまった。だが、何故か嫌だと絆は思えず、オスカルが満足するまで唇を重ねていた。









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