星みたいな恋をしよう
「絆、顔が真っ赤よ。体調悪いの?」
絆の顔色にいち早く気付いたエマが心配そうに顔を覗き込んでくる。絆が「大丈夫」と答えようとすると、オスカルに手を引かれる。彼の整った顔が近付き、絆は反射的に目を閉じた。すると、コツンとおでこ同士がぶつかる。
「オ、オスカルさん……!」
「う〜ん、熱はないみたいだね」
ただ熱を測ってもらっているだけだというのに、絆の顔に熱が集まる。彼のことは鬱陶しいとしか思っていないはずなのに、不思議だ。
「エマ、このお姫様を自宅まで送り届けるから先にホテルに戻ってて」
オスカルはそう言った後、右手に望遠鏡、左手に絆の片手を持ち、エマの返答も聞かずに歩いていく。オスカルに手を取られているため、絆も歩かざるを得ない。
「オスカルさん、あたしは一人で帰れます!子どもじゃないんですから!」
「そう言って誘拐される人は多いんだよ?」
「エマさんとデートだったんじゃないんですか?」
「たまたま外出先で会って一緒に帰ってただけ。俺が好きなのは絆だからね。好きな女性と以外デートしたいなんて思わないよ」
絆の顔色にいち早く気付いたエマが心配そうに顔を覗き込んでくる。絆が「大丈夫」と答えようとすると、オスカルに手を引かれる。彼の整った顔が近付き、絆は反射的に目を閉じた。すると、コツンとおでこ同士がぶつかる。
「オ、オスカルさん……!」
「う〜ん、熱はないみたいだね」
ただ熱を測ってもらっているだけだというのに、絆の顔に熱が集まる。彼のことは鬱陶しいとしか思っていないはずなのに、不思議だ。
「エマ、このお姫様を自宅まで送り届けるから先にホテルに戻ってて」
オスカルはそう言った後、右手に望遠鏡、左手に絆の片手を持ち、エマの返答も聞かずに歩いていく。オスカルに手を取られているため、絆も歩かざるを得ない。
「オスカルさん、あたしは一人で帰れます!子どもじゃないんですから!」
「そう言って誘拐される人は多いんだよ?」
「エマさんとデートだったんじゃないんですか?」
「たまたま外出先で会って一緒に帰ってただけ。俺が好きなのは絆だからね。好きな女性と以外デートしたいなんて思わないよ」