星みたいな恋をしよう
6、彼の抱えるもの〜今だけは、あなたのアンタレスに〜
「ここが、俺の泊まっているホテルだよ」
絆がFBIの協力者になることに決まった数日後、大学の講義が終わった後、絆はオスカルに連れられ、ロンドン市内にあるホテルへと連れて行かれた。ロンドン有数の高級ホテルである。
(こんないいホテルに、こんな格好で入って大丈夫か心配になってきた……)
絆は、自分の着ている服を見下ろす。ホテルに入っていく人たちは皆、どこかのブランドの服を着て、ブランド物のバッグを持っている。しかし、絆は今日バイト終わりにここに立ち寄ったため、トートバッグに黒のボーダーシャツに、黒のティアードスカートとどこかカジュアルな雰囲気である。
そんな絆に対し、オスカルはニコリと笑いかけ、手を差し出す。
「大丈夫。今日は、部屋で協力してほしい事件の資料を見せるだけだから。その代わり今度はおめかしして来てほしいな。ここのスイーツビュッフェ、すごくおいしいらしいから一緒に行こうよ」
「スイーツビュッフェはあなたとではなく、テイラーと一緒に行きます」
絆がFBIの協力者になることに決まった数日後、大学の講義が終わった後、絆はオスカルに連れられ、ロンドン市内にあるホテルへと連れて行かれた。ロンドン有数の高級ホテルである。
(こんないいホテルに、こんな格好で入って大丈夫か心配になってきた……)
絆は、自分の着ている服を見下ろす。ホテルに入っていく人たちは皆、どこかのブランドの服を着て、ブランド物のバッグを持っている。しかし、絆は今日バイト終わりにここに立ち寄ったため、トートバッグに黒のボーダーシャツに、黒のティアードスカートとどこかカジュアルな雰囲気である。
そんな絆に対し、オスカルはニコリと笑いかけ、手を差し出す。
「大丈夫。今日は、部屋で協力してほしい事件の資料を見せるだけだから。その代わり今度はおめかしして来てほしいな。ここのスイーツビュッフェ、すごくおいしいらしいから一緒に行こうよ」
「スイーツビュッフェはあなたとではなく、テイラーと一緒に行きます」